
1847年に「ルイ=フランソワ・カルティエ」によって創設されたカルティエ。パリのアトリエから始まったカルティエは、その後イタリアン大通りやラ・ペ通りなどへ移転させていきます。
その後、創設者ルイ・カルティエの息子「アルフレッド・カルティエ」とその3人の息子たちによって、カルティエは急成長を遂げ、パリ、ロンドン、ニューヨークという3大都市のショップをオープンさせました。
世界の3大都市に世界的な宝石ブランドとして進出したカルティエの躍進はすさまじく、イギリス国王エドワード7世をもって「王の宝石商、宝石商の王」と評されるまでになります。

また、カルティエと親交のあった飛行家アルベルト・サントスから相談を受けます。当時の時計と言えば、懐中時計が一般的でしたが、これは飛行中にハンドルから手を離さないと時間が確かめられません。そこで、飛行中にハンドルを持ったまま見ることのできる時計の製作を依頼したのでした。
カルティエは、有名な時計職人エドモンド・ジャガーの手を借り、カルティエ初の腕時計のコレクションを誕生させ、相談者にちなんでこのコレクションを「サントス」と名づけました。
その後も、樽の形からインスピレーションを得た「トノー」や、亀の甲羅をモチーフにした「トーチュ」、戦車からインスピレーションを受けてデザインされた「タンク」など、数々のウォッチ・コレクションを生み出し、高級腕時計ブランドとしての地位を確立させていきます。

1904年、イギリス王室の御用達となったカルティエは、その後もイギリス王室の様々な儀式のために製品を提供していきました。
また、詩人ジャン・コクトーのためにつくられたという「トリニティ」や香水、革製品など次々と新しい部門を開拓していきます。
1970年代には、「レ マスト ドゥ カルティエ」を提唱し、機能的で広く社会に受け入れられる新しい高級品ブランドのイメージを作り上げることに成功。高級ジュエリーブランドとして国際的に広く認知され、そのエレガントで繊細な輝きを届け続けているのです。